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自毛植毛の費用についての雑感

この世の男性のほとんどが一度は、興味を持つと思われる「育毛・増毛」産業であるが、現在その最先端と思われるのが自毛植毛である。自毛植毛の特徴として、自分の頭髪の抜けにくい部分を薄くなった部分に移植させ、それがさらに自毛として定着して生えていくというのであるから、まさに夢の増毛法といえるだろう。また、毛根を一本ずつ植え込んでいく手術法も存在し、これによって、「増毛イコールあからさまに増えた」といった不自然さも克服できるのである。しかし、ここまで理想的な条件が伴えば懸念されるのが、費用の問題である。質が高い技術に高い費用が要求されるのは古今東西不変の常識であり、残念ながら、自毛植毛もその例にもれないのである。だいたいの相場として50万円〜180万円程度が提示されているが、もちろんこれには個体差があり、費用額面については薄毛の進行状態と考えるのが妥当だろう。つまり、費用を決定付けるのは、植毛の面積と植毛の本数となっているのである。面積と本数で費用が決まると聞くと、庭師の相場が思い付くが、まさに「植える」職業の共通点といったところだろう。

体験談を通して見る自毛植毛のターゲット

自毛植毛の体験談に寄せられたものの共通キーワードとして、数多く見られるのが「年相応になりました」、である。その中でも特に、30代後半から40台半ばくらいの方の体験談に多く見られた。おそらく、この世代が一番世間の平均値に敏感な世代なのであろう。それまでの人生の積み重ねが徐々に社会的に反映され始める世代だけに、髪の毛の量も社会的な平均値を超えていなければ何かしらの後ろめたさや、気恥ずかしさがあるのかもしれない。また、一番購買意欲のある世代でもあるだけに、自毛植毛のマーケティングもこの世代を狙うのが定石と言えるのかもしれない。

自毛植毛の失敗談から見る危険性

自毛植毛についての失敗談についても、いくつか見受けることが出来る。毛根を移植するというと気軽な感じを受けるが、移植手術である事には変わりない。つまり、手術に関するリスクを負わなくてはならない増毛法なのである。その失敗談のなかでも多く見られるのが、切り取った後頭部や側頭部の傷跡に関するものである。不自然な傷跡が残ってしまうことにより、髪の毛が薄い、薄くない以前の違和感を他人に与えてしまうのである。元々、頭髪に関するコンプレックスを解消することは、他人からの視線をより頭部に向けない事にあるはずなのに、手術による失敗によって、さらに頭部に注目が集まってしまったら本末転倒である。現在では技術も進歩しているようだが、自毛植毛に内包されているリスクも知っておくべきと言えるだろう。

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